✝️1月6日の顕現日(Epiphany)から始まった顕現節は3月5日の大斎始日までとなり、教会暦は大斎節(たいさいせつ)に入ります。
復活祭(イースター)の46日前,キリスト教の教会暦で四旬節(しじゅんせつ)が始まる日です。祭色は 「慎みと謙遜」を現わす 紫色です。
✝️イエスが宣教生活に入られる前に砂漠で40日間断食をされたことに思いをはせて、教会生活の伝統では断食、節制が行われてきました。(40日に日曜日は数えません)
復活日に向けて準備をする期間であり、自分と神様に向き合い、自分の心を神や人々にささげる精神を持って過ごす期間です。
断食をせずとも、何か一つ自制することを見つけて、自分を捧げることができます。
自制というとお菓子や娯楽など好きなもの我慢するという印象ですが、聖書を読む、祈る、友人と神様のことを話す、人のためにできることをする、なども自分を捧げることです。
ある司祭によると、大斎節には3つの関係を見つめ直す季節だそうです。
自分自身との関係、家族、友人、教会、職場など他の人達との関係、そして何よりも神様との関係です。
大斎節に神様という鏡をじっくり見つめると、先に何が見えてくるか、楽しみに、祈りながら過ごしたいです。
✝️3月5日の大斎始日は「灰の水曜日」Ash Wednesday と言われます。
なぜ「灰」なのでしょう。
灰の水曜日の礼拝では、司祭は信徒の額に灰で十字架†の印を付けます。司祭も信徒も額には灰の十字架がついた状態で礼拝を進めるのです。 その灰は、前の年に棕櫚(しゅろ)で作った十字架を燃やしてできた灰です。
(*シュロの十字架については別途書きます。)
「あなたは塵(ちり)であるから塵に帰らなければならないことを覚えなさい。あなたはキリストのもの。罪を離れてキリストに忠誠を尽くしなさい」
(創世記3:19には「あなたは、ちりだから、ちりに帰る」と記されています。)
額に記された十字架は鏡で見ないと自分では見えません。が、私たちは神様がちりから作られ、ちりに帰る存在であり、イエス・キリストの十字架の死によって、復活と永遠の命の希望があることを思い起こすことができます。
🌟「大斎を失う者は一年を失う」、という言葉があります。
イースターの喜びに預かるために、この大斎節を主と共に大切に過ごしたいものです。🌟
✝️2025年の復活日は4月20日です。
✝️The Epiphany Season started on January 6, ends on March 5, Ash Wednesday.
The Lent will begin for 40 days to prepare us for Easter.
The liturgical color is "purple": modesty and humility.
✝️Ash Wednesday. Why Ash?
This is in remembrance of the God's Word in Genesis 3:19:
"for dust you are and to dust you shall return" (NIV)
Traditionally, people attending the Ash Wednesday services are marked with "a cross †" in ashes on the forehead as a reminder.
✝️We will celebrate Easter on April 20, 2025.